家具の塗装仕上げの違い

家具をつくるときに欠かせないのが「塗装仕上げ」です。 同じ木でも、仕上げ方ひとつで見た目も触り心地も、そして暮らしの中での扱いやすさも変わってきます。 ここでは、当社で選択できるオイルフィニッシュ・ウレタン塗装の特徴をご紹介します。
●オイルフィニッシュ
木にオイルを染み込ませる仕上げです。塗膜を作らないので、木そのものの呼吸が感じられます。 職人としては「木を手で触る心地よさ」を一番味わえる仕上げだと思います。 ただし、水や油には弱く、輪ジミや汚れがつきやすいのが正直なところ。定期的な再オイルが必要ですが、その分、木と一緒に育てていく楽しみもあります。
→ 木の温もりをじかに感じたい方におすすめです。

●ウレタン塗装

もっとも一般的で、私たちのショップでも依頼の多い仕上げです。ウレタン樹脂で表面をコーティングし、強い塗膜を作ります。 耐水性・耐久性に優れており、日常使いのダイニングテーブルには最適です。小さなお子さんがいても安心して使えます。 職人からすると「木そのものの手触りは少し遠のくけれど、安心感と扱いやすさでは一番バランスがいい」と感じます。
→ メンテナンスを気にせず長く使いたい方におすすめです。

■まとめ

塗装仕上げの違いは「木の質感を残すか」「使い勝手を優先するか」の選択です。
木の風合いを楽しみたい → オイルフィニッシュ
日常で安心して使いたい → ウレタン塗装
是非、御来店いただき、それぞれの違いを直接ご体感下さい。
